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視界に入っていたけれど、実はちゃんと観てみたことはなかった、
知っているつもりでいたけれど、実は何かよく知らなかった、
という物や事に新鮮な目を向け、まるで初めて経験するように、
近づいて見に行く、知りに行くのは楽しいものです。

名称、大きさ、形、寸法、
色、成分、素材、構成、
印象、視点、解釈、記憶、
構造、由来、誕生、寿命、
派生、経緯、用途、目的、
影響、地理、歴史、文化、
言語、分野、関連、変遷、、、

実は自分にすごく関係があったということもあります。

一度通ったつもりになっていた道を、今の自分としてまた歩いてみると、違う景色が見えたりもします。
そんなときにわたしは、「出会いなおす」という言葉を使います。

世界に在る物や事と、自分の中の経験とが結び付いて関係ができると体験になります。
体験をすると、よりこの世界とのつながりを感じやすくなります。
世界とのつながりを感じやすくなると、生きている実感がもてます。

生きている実感がもてると、人間らしく、人間と共に生きられます。

見ているようでみていなかったもの、
知っているようで知らなかったものに橋をかける。
それらも大切にしながら、表現し、表現の場をつくっています。

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