映画興行の販売促進としての対話や表現
2020年4月10日公開の映画『プラド美術館 驚異のコレクション』
試写状をいただいて、観てきました。
どのような体験だったのか、こちらに書きました。
https://hitotobi.hatenadiary.jp/entry/2020/02/24/130202
「館に観に行く(身体を運ぶ)」という行動を促すにはどうしたらいいのか。
多くの興行主、主催者が頭を悩ませていることと思います。
まったく関心のない層にはたらきかけるのは確かに難しいことです。
しかし、観るか観ないかを迷っている層に対しては、間にさらなる表現が関心を高めます。
行動を決めるのは「自分と関係があるか」「あるとしたらどういう関係があるか」。
作品や興行とそれらをつなげる、橋が、たとえば今回投稿したような「体験を聴くこと」です。
アカデミックな見所の説明や特典の提示だけでは、飛距離に限界があります。
アカデミックな解説は、すでに一定の関心の自覚があって行動が決定している人の喜びにはなりますし、
特典の提示は単発的な行動のきっかけにはなるでしょう。
その分野の文化が継続していくための本質的な理解者を増やす。
そのための鑑賞者が成長する機会やきっかけ。
それをわたしは「鑑賞対話の場づくり」や「感想パフォーマンス」と呼んでいます。
響く層は必ず一定数います。
利用者UserとマニアManiaの間にいる学習者(Learner)です。
観るか観ないかを迷っている層のことです。
あなたの広報宣伝、販売促進、教育普及、教育研修の文脈でぜひ生かしてください。
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